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x-白雲抱幽石     白雲が幽寂な石を抱いている

 寒山詩 メモ  芳賀幸四郎 師の一行物より

重巌我ト居     岩また岩のの山に居を構えた
鳥道絶人跡     鳥は通うが人は来ない
庭際何所有     庭には石があり
白雲抱幽石     白雲が幽寂な石を抱いている
住慈凡幾年     ここに住むこと幾年
廔見春冬易     屡春秋の変わるを見
寄語鐘鼎家     栄華を誇る人に云う
虚名定無益     富や名声は空虚でむなしいものだ

人も通わぬ山奥に隠棲していると庭の石が白雲二覆われ実に幽玄で実にすがすがしいものだ。栄華を求めることは空虚でむなしい

私の好きな歌 定家
見渡せば 花も紅葉も なかりけり 浦のとまやの 秋の夕暮れ