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久田宗也 尋牛斎 色紙  月白風清 表千家 茶道具 からき

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 表千家 久田宗也 尋牛斎 色紙  月白風清つきしろくかぜきよし、げっぱくふうせい とも
久田宗匠 色紙 月白風清 沖の月は白く、風はすがすがしい。中国宋の詩人蘇軾そしょく蘇東坡そとうばの詩の一節です。
禅語としても使われているようです。下方に少林山 達磨寺の広瀬大輔副住職の書かれた解説を付けてますのでご覧ください。
状態良好 短冊の上部、下部が暗いのは照明のアンバランスによるものです。
此の色紙は売却済となりました。 他の色紙 短冊 飾り扇子 大扇子は 茶掛   色紙 短冊 飾り扇子 をご覧ください
 

0001472-01

群馬県高崎市鼻高町  黄檗宗 少林山  達磨寺  副住職・広瀬大輔さんの書かれた文を取上げています。

 

仲秋の風景にふさわしい句です。
身も心も洗われるような爽快さをおぼえる方も多いでしょう。
これは、中国宋代第一の詩人とうたわれた文豪・蘇軾 蘇東坡の中の句です。
澄みきった天空に一輪の月がこうこうと輝き、すすきの穂の間から爽やかな風がゆるやかに吹きわたり、耳をすませば、あちらこちらから秋の虫たちの音色が静かに響き、人々は昼の労働の疲れも忘れて、思わず「ああ!秋だなあ」と思いを深くする。
この句の風趣はとても描き切れませんが、文字面の一通りの意味はそんなところかと思います。
しかし、この句をそのように自然美を賞嘆した、ただの風景描写の句であると、とらえてしまっては、この句を本当に味わったことにはなりません。
禅では、ただぼんやりと月を見たり、風を感じるだけではなく、純真清明なる自分に立ち帰り、自分自信が輝く月、吹き抜ける風になりきってしまえと説きます。
その境地を人境一如自他不二と言いますが、修行を積まなければそのような心境になれないかというとそうではありません。
人間の心は、本来生まれながらにしてそのような働きをしていますが、ただ、それを自覚することに私達が疎くなっているだけです。
その証拠に、幼児は花や草木・小虫や小動物と自分との間に垣根を作ったりしません。
彼らの世界では「月が笑ったり」「自分が風になってしまう」ことがごく自然にあります。
『 幼子が次第次第に知智つきて仏に遠くなるぞ悲しき』と古歌にあるように、人間は誰もが純真清明な仏心を持って生まれてきました。
しかし、年を経るにしたがって、身につけた知識や経験が、とらわれや、こだわりとなって、心にそうした幾重もの汚れや歪みをつけてしまっているのです。
そうしたとらわれや、こだわりを捨て切った心で月や風を愛でてみてください。
月の光は心いっぱいを満たすように煌々と輝き、風はこの上もなく、優しく、爽やかに心を吹き抜けて行くはずです。
禅者がこの句を愛でてよく揮毫するのは、そうした人境一如・自他不二の境地を尊び、人間本来が持つ純真清明なる仏心を何よりも大切にしているからです。
ただ、天に輝く月と同様、私達の心の月(仏心)も欠けたり、雲がかかって見えなくなってしまうことが多いようです。
しかし、たとえ欠けようと、雲がかかろうと、もともとは完全無欠な真ん丸のお月様であることを忘れてはなりません。
三昧無碍空ひろく
四智円明の明さえん
白隠禅師は坐禅和讃の中で、このように歌っていらっしゃいます。
月を愛でるのによいこの季節、清らかな風で心の曇りを払い、心の月の輝きに気付いて見たいものです。

副住職・広瀬大輔 記