久田宗也　短冊　山雲海月情 茶道具　からき通販買取販売京都

雪竇重顕　せっちょうじゅうけん　めも
生没年 　　　　９８０～１０５２、７、８
　　　　　　中国北宗時代　禅匠　雲門宗中興の祖
　　　　　　師　　　　智門光祚　ちもんこうそ
　　　　　雪竇山資聖寺住持
　　　　　頌古百則を著す
圜悟克勤が頌古百則に評唱を加えて碧巌録とした
諡号　　　明覚大師

碧巌集５３即　百丈野鴨子　めも
野鴨子。　　　　　　　　やおうす (野鴨だ)
知可許。　　　　　　　いかなるをしらん (場祖　　何所へ行ったか知っているか)

馬祖見来相共語。　　馬祖　みきたって　あいともに　かたる(　場祖と百丈が話した）b
話尽山雲海月情。　　語りつくす　山雲　海月のじょう

依前不会還飛去。　　以前として　会せず　（百丈　判らず、鴨が飛び去った）

還飛去。　　　　　　　　またとびさる 　（百丈　鴨がまた飛び去りました）

却把住。　　　　　　　　還って　はじゅうする。（場祖　飛び去っていない　此処におるではないか　と百丈の鼻をねじ上げた）
道道。　　　　　　　　　言え言え　（場祖　言え、言え　と責める）
　　　　　　　　　　　　この機に百丈開悟

山雲海月情。　めも
山も、雲も海も、ありとあらゆることの　感情、思いみたいなもの。
禅語には、語尽山雲海月情はなしつくすさんうんかいげつのじょう。がございます。其の思いなどを話して話しつくす。
茶席も懇意のお客様であれば　色々話あうのも楽しく有意義であるかと思います。晩秋から冬に良い語句かと思います。
参考　出典。碧眼集５３則、師の馬祖道一と弟子の百丈懐海の問答の雪竇重顕の頌。
やおうすは野鴨のことですが、詳細を下記に記載島しました。
短冊の状態は良好です。青色地に金箔粉ヲ撒付けた綺麗な短冊です。